機材

真空管のこだわり

エレクトリックなギターを弾くことに対して、真空管 チューブアンプを推奨しています。

当スタジオには2つのギターアンプがありますが、どちらもチューブアンプとなっています。

アンプは トランジスタアンプ デジタルアンプ チューブアンプ と3種類に分けることができます。

最近はどんどんと技術が向上し、トランジスタもデジタルアンプも品質がグッとあがってきていますが

それらが目指しているのは、旧式のチューブアンプの音を目指している情勢は変わっていません。

 

また幸いなことに、あらゆる楽器演奏者の中で、真空管で得られる歪みを音色として活用できるのがギタリストの特権です。

 

ここはやはり本物の真空管を活用できるスキルと手間をかけることこそが、ギタリストとしての色気と地位の向上に結びつくと思っています。

<チューブアンプのメリット>

1)高電圧をかけることによる音色面(コンプレッション感と倍音 ピッキングニュアンス)

2)真空管駆動による音圧面(おなじ出力値をしめすW(ワット)でも、トランジスタアンプの比ではありません)

 

<チューブアンプのデメリット>

1)真空管そのものの壊れやすさ 

2)真空管そのものの寿命

3)真空管の種類、産地が多彩で音が変わる

結果的にコストと手間がかかってしまいます。

とくに3つ目はデメリットではありますが、メリットとも言えます。

ロシア産 アメリカ産 チェコ産など 

クリーン側に振ってあるものから、過激に歪んでくれるものまであるので好みに応じて差し替えることも可能です。

 

当教室で学ばれる生徒様には チューブアンプでの練習を推奨しています。

ニュアンスが音としてきちんと増幅して出てくるので、上手いも下手もわかりやすいからです。

これがデジタルアンプですと、チューブっぽく聞こえるように音を発するので 上手く聞かせようと

アンプが働きかけてしまうのです。

自宅ではデジタルアンプをずっと使用していて、ライブで初めて100Wのチューブアンプを弾くという生徒さんを見たことがあります。

しっかりノイズ処理が出来ずノイズだらけな演奏を、爆音でライブハウスを埋めつくす事態となった場面を幾度も見てきました。

ギターアンプの技術の革新はこの10年で大幅に向上していますが、その功罪はこんなところに出てきているのです。

 

チューブアンプをお持ちでなければ 是非 導入を検討してみてください。

間違いなく、ギターのノイズ処理の向上と、メリハリを利かせた表現技術は向上しますよ!

 

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